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襖 アーカイブ

2007年01月12日

インテリアコーディネーターと「6連の牡丹」

久しぶりにふすまのお話。 

 

昨年末。

忙しさにブログをサボっていた頃のお仕事です。

 

横浜のお客様です。

品のいいお母さんです。

11月頃のご注文だったのですが、「年内でいいです。」のお言葉に甘えてしまって、かなり押し迫っての工事になってしまいました。

 

伺うと、こじんまりした6畳の和室に6本ものふすまがあります。

しかもぼろぼろ・・・。

少々店から遠いこともあり、一晩預かりになってしまいます。

この時期、ふすまがないと寒いですよね・・・。

どうしよう・・・もどって適当なふすまを持ってくるにしても時間がかかりすぎます。

 

すると、お母さん、用意のいいことに、いらないカーテンを用意してくれてました。

ま、それを吊っておけば、一晩ならなんとかなるでしょう。

 

翌日。

ビシッと張替え完了です。

 

6連の牡丹 「6連の牡丹」

見事でしょう!

6畳には見えませんね、この写真じゃ。。。

部屋の隅にへばりついての撮影です。

 

 

この牡丹は、4枚柄・・・ということは、そこそこいい紙です。

普通、牡丹柄は2枚柄。

こちらの場合だと、同じ柄が3セット並んでしまうことになります。

あんまりうれしくないですねぇ・・・。 

 

そこで、4枚柄の牡丹です。

右4枚が1セット。

左2枚は右の2枚と同じものです。

牡丹の柄は、かなり派手なほうなので、見本では敬遠されがちなのですが、張ってみるとダイナミックでいいものです。

お母さんも気に入ってくださいました。

 

仕事のあとの一服です。

仕事のあとの至福 「至福のとき・・・」

 

カステラまで用意していただきました。

すぐに帰って別の現場に行く予定だったのですが、しばらくお母さんお話にお付き合いいたしました。

息子さんたちも独立。

早くにご主人をなくされて、ひとり暮らしが長いそうです。。。

 

外は寒い雨の日でした。

今日の仕事は、お母さんのとこでおしまい!

「コーヒー、もう一杯いただけますか・・・。」

 

2006年03月07日

インテリアコーディネーターと黄色い○○○

最近、私がふすま屋でもあるということをあまり書いていない。

めずらしい仕事が入ったので、たまにはふすまのことを書きましょう。

黄色いふすま

「黄色い○○○」

これ、なんだかわかります?

もちろん、うしろのしろっぽいのは通常のふすまであります。

では、手前の黄色いのは・・・。

ま、なんてことはない、これもふすまなのです。

ただフチ(まわりの枠のこと)がありませんよね。

このタイプをタイコ張りのふすまといいます。

フチがないのでごまかしがきかないのですが、すっきりとしたイメージに仕上がります。

そして、ずいぶんと小さくて、細いですよね。

いったい、どこに使うんでしょう?

これ、使用時は横になります。

ずーっとこのブログを読んでてくれるかたは、おわかりですよね。

今度、これを納めに行ってきます。

答えは、そのときまでお待ちくださいね。

なかなかいい感じに仕上がるとおもいますよ!

2006年01月27日

インテリアコーディネーターと紙

ふすま屋ってのは、畳屋さんとならんで、年明けはひまである。

「なんとか年内にできませんか・・・」と頼まれ、がんばって仕事をするのだが、年が明けて落ち着いて仕事が出来る今のほうが、仕上がりは・・・・である。

紙サンプル

「ふすまの紙の見本帳。並ぶとけっこうキレイね。」

見本帳はとてもたくさんあるのだが、結局使うのは決まった数冊。

同じように見えても、張りやすかったり、値段のわりにものがよかったりでお気に入りは決まってしまう。

発注すると、問屋は一枚から持ってきてくれます。

担当の森くん、いつもありがとう!

今月で退社してしまうけど、いつでも寄ってくださいね!

紙あまり

「断ち落としの紙」

小さいふすまや、細いふすまを張ると、あまりがでる。

もちろん、捨てないで、ふたたび同じ紙で小さいふすまの発注があった時のためにとっておきます。

ただ、案外ないんですよねぇ・・・。

無地の天袋用なんてのはよくでるんだけど、無地にも何十種類とあるから、結局こういう状態になってしまう。

気合をいれて、年末に処分すると、年明けてすぐに捨てた紙の発注があったりする。

去年の年末、風邪をひいて、大掃除に参加できなかったため処分できなかった紙。

さぁ、今年は捨てなかったぞ、と待っていても、いっこうにこのあまりの紙を使う仕事は入ってこないのであります。

2005年10月08日

インテリアコーディネーターと襖 vol.1

やっぱりたまには、襖屋のことも書かないと、と友人に言われ、こんな道具の写真を撮ってきました。

道具

何に使う道具かわかりますか?

わかるわけないっちゅうの。こんな画像一枚で・・・・。

じつはこれ、襖に付いている「引き手」をはずす道具です。使用方法は、柄の下についている、片側のしゃもじのようなところで引き手釘の頭をこじって起こし、もう片方のVの字のところに釘頭を引っ掛けてぬきます。すでに釘がはさめるくらい出ている時は、先端ではさんで抜きます・・・・ってこんなことはいいんです!

ぜひご覧ください。引き手をはずすためだけに特化してデザインされ造られたこの美しいフォルム・・・。垂涎ものです。鋼(ハガネ)の色合いもGood。完成された日本の道具の美しさです。私はこれを、8年使ってますが、ハードな使用にも耐え、その“使用感”がこの道具にさらにおもむきを持たせています。

インテリアコーディネーターなんていう横文字商売もしていますが、この日本の道具を日々使うことができる日本の文化を絶やさないことも、とても大事なことだと考えています。

みんなのプロフィールSP

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クロハチ


はじめまして。インテリアコーディネーターのクロハチです。建築設計から襖職人をへてこの資格をとりました。襖屋でつちかった、“インテリアはそこにいちばん長くいる人のためのもの”というとても大事なことをモットーにしています。どーぞ、よろしく!

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